伊賀あゆみ&山口雅敏デュオ
超絶技巧を駆使した演奏と、複雑な手の交差、アクロバットな体の動きを用いた見た目にも楽しい連弾作品や、世界(日本)初演となる珍しい作品の発掘、山口の採譜によるV.ホロヴィッツの編曲を華麗にリメイクした作品などのオリジナル編曲を中心に演奏し、“進化系デュオ”と呼ばれる。これまでにグレインジャー音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン・エリアコンサート、紀尾井ホールでのスルタノフ記念コンサートなどに出演。2017年にはモスクワのスクリャービン記念博物館大ホールでリサイタルを行う。ポーランドのクラコフで開催されたSofgato国際音楽祭にも出演し好評を博した。また、文化庁の芸術家派遣による学校コンサートも継続的に行っている。「4Hands EVOLUTION 進化系ピアノ連弾」(VIRTUS CLASSICS)、「Homageto HOROWITZ on 4 Hands」(T&K Entertainment)、「ショスタコーヴィッチ 交響曲第11番 1905年 連弾版(世界初録音)」(VIRTUS CLASSICS)の3枚のCDをリリース。音楽誌や書籍の執筆、「PIANO STYLEプレミアム・セレクション」(リットーミュージック)の付属CDの演奏も担当している。ミュージック映像をYouTubeに公開し、視覚的にも楽しめる新しい連弾の世界を提唱している。
伊賀あゆみ(Ayumi Iga)
東京音楽大学卒業、同大学院伴奏研究領域を首席で修了。大学院在学中、奨学金を受けイギリス王立音楽院に短期留学。全日本学生音楽コンクール高校の部第2位。ピティナ・ピアノコンペティションG級と特級で金賞受賞。2000年のCDデビューを機に、全国でコンサート活動を行う。アンサンブルピアニストとしてもコンサートやレコーディングを数多く行う。現在、東京音楽大学非常勤講師。
山口雅敏(Masatosh Yamaguchi)
東京音楽大学卒業、同大学研究生修了。フランス国立ヴィルダブレイ音楽院を金賞を得て卒業、また同大学院を最優秀で修了。エコール・ノルマル音楽院でも研鑚を積む。フランスでのメドックアキテーヌ・ピアノコンクール第3位。論文も多数刊行している。ウィーンのエロイカザールにてWienerKlassikQuintettと共演した。現在、神戸女子大学、大阪総合保育大学、兵庫大学非常勤講師。